羅臼平~硫黄岳

羅臼平から硫黄山の縦走を計画し、その日の為にトレーニングを重ねて来ました。年齢的にも15KGの荷物を背っての縦走は難しい思っていましたが、二人の素晴らしい友人に支えられながら決断をしました。当日まで腹具合が悪く、同行二人に迷惑をかけることになることも懸念しながら7月22日(金)、二人の同行者を乗せ一路知床へ向かいました。当日は国営野営知床キャンプ場に泊り、明日に備えて焼き肉パーテイで大いに盛り上がりました。キャンプ所は世界自然遺産の影響か海外からも多くのキャンパーが来ていました。

7月23日(土)6時33分木下小屋前の駐車場に我が愛車を駐車させいざ出発です。土曜日で天候も快晴、多くの登山客で駐車場は満杯で、途中の道路にも一杯車が駐車されていましたが、偶然1台分だけ小屋のすぐそばに空きがありました。(結果的にこれが間違いでした。)

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登山口から約1時間急登をあえぎあえぎ  7時29分にオホーツク展望
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8時34分 弥三吉峠 天候も良く快調に高度を稼いでいます。

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美味しい水が採れます

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8時50分 840mの極楽平 木下小屋から約2時間20分 標高差450mまで来ました。

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極楽平から眺める羅臼岳

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9時20分 仙人坂

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9時47分 銀冷水 ここでも水が採れますがチョロチョロです

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10時14分 大沢入口

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10時58分 登山口から約4時間20分  標高1,345m 登山口から7.14Kmの羅臼平に到着です。羅臼平では多くの登山客で賑わっていました。 ちょっと時間が早いでしたが羅臼岳を眺めながらここで昼食です。羅臼岳は以前にも登っており眺めるだけで硫黄岳への縦走路に向かいま

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12:05 三ツ峰から硫黄岳を ここからは未知の世界。縦走路はほとんど歩く人も無く、熊との遭遇に不安と期待が・・・・・

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12時42分 三ツ峰キャンプ場 こんな看板も知床ならではです。

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とても静かなキャンプ場ですが、水も近くに無さそうです。

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14時05分 サシルイ岳(1,564m)到着

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サシルイ岳からオッツカバケ岳、硫黄岳を望む。

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14:51分 オッツカバケ岳の途中で単独登山者に会い、二ツ池のキャンプ場の様子を聞くと、池の水は汚く飲めそうもないとの事だったので、サシルイ岳の下山途中の雪渓まで戻って水を調達することにした。

サシルイ岳からオッツカバケ岳の登山道は高山植物が咲き乱れていました。

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15時48分 熊らしい幻影に惑わされましたが無事オッツカバケ岳(1,450m)山頂

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オッツカバケ岳から知円別岳、硫黄岳を望む

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16時38分 登山口の木下小屋から10時間 約15km今日の宿泊地二ツ池キャンプ場へ到着し早速テント設営。池の水は飲めそうもありませんがすぐ近くに雪渓の水が採れるところがあるとのこと。我々の他に4張りのテント設営あり。

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南岳(1,520m)を眺めながら夕食です。美しい景色、咲き乱れる花々、静寂のひと時。今まで数多くのキャンプをしましたが、こんな素晴らしいキャンプ地は他にありません。まさに地上の楽園です。

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食料はフードボックスの中に

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7月24日(日)今日も快晴 6:08 二ツ池のキャンプ場出発し南岳へ

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7:08分南岳1,459m山頂

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南岳から知円別岳の登山道はチングルマ街道です

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8時26分 知円岳1,544m。硫黄山ももうすぐです。

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8時48分 第一火口のガレバを慎重に

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10時22分第一火口分岐

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硫黄山(1,562m)はもう目の前です

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硫黄山の分岐で林野庁の方からアドバイスを

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山頂を目前にして

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11時06分 ついに硫黄山(1,562m)の山頂に到着です

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雲海の先には北方領土も見えました。

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硫黄山からの下山は谷のガレバと雪渓をひたすら歩くのみ。

13時19分谷から今度はハイ松をかき分けての下山でした。

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15時36分 ほぼ予定通りカムイワッカのゲートへ到着。斜里タクシーの運転手が冷たく凍った水を持参で迎えに来てくれました。約9時間30分の歩きでした。とても疲れましたが、今までにない快感と満足感、達成感を味わった2日間でした。なとか体力も持ちました。二人の同行者に感謝の二日間でした。

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羅臼平~硫黄岳」への1件のフィードバック

  1. ちび太

    いやあ~ブラボーです アップされるのを楽しみにしていました
    年に一度あるなしのコンディションだったようですね
    特にキャンプ場の写真がすばらしいです
    “山親父”にも遭遇されなかったようでなによりです
    お三人の体力と気力に感服いたしました

    返信

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